躊躇してしまう                                                                   

こんにちは!麗子です。今朝、混みあっている駅のコンコースの端にうずくまっている男子高校生がいました。人目につかないように身を隠すようにしていましたし、たくさんの人が素通りしていくので、どうしたのかなと思いつつも、見てはいけないような気がしてしまい一度は通りすぎました。それでも・・・どうしても気になり、戻って声をかけると「体調が急におかしくなった」と。急いで駅務室に届けて、休憩室で休ませてもらえることになりました。かわいそうに。じっとがまんしていたのですね。

今回は、なんとか声をかけてよかった例、となりましたが、たまに、声をかけて殴られて骨折した、という労災が発生しているのも事実です、とかくこの世は難しい。

女性専用車両にいる男性にも声をかけたことがありますが「心臓がわるいので。」と言われたこともあります。若くて一見お元気そうに見える男性でも、そういう方は当然いらっしゃるわけで・・・本当に難しいですね。

AEDの使用も躊躇することのひとつ。私は救急救命の講習を受講していますが、どんなにやり方を知っていても、使用するには勇気がいるように思います。ある意味「必死」になれれば、その躊躇は払しょくできますが、そこにいたるまでに「考えてしまう」のが常。この救急救命の場合は「人の命を救おうとして」、結果的に救えなかったとしても当然罪には問われません。

罪に問われない理由は以下のとおりです。

「不法行為ではないこと」

民法第709条。故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

「急迫の危害をまぬかれるための行動であったこと」

. 緊急事務管理とは民法第698条。管理者は、本人の身体、名誉又は財産に対する急迫の危害を免れさせるために事務管理をしたときは、悪意又は重大な過失があるのでなければ、これによって生じた損害を賠償する責任を負わない。

AEDは直接肌につけるものだけに、女性への使用がいろいろといわれているようですが、日本AED財団のℚ&Aにはそのあたりも書かれています。

AEDに関する疑問や不安はこちらをご覧くださいね。

よくあるご質問|日本AED財団 (aed-zaidan.jp)