まずはチェック!受験資格

前回、「衛生管理者は大切な人を守る資格」と書きました。「いいね、受けてみたい!」と思ってくださった方、ありがとうございます(o^―^o)ニコ☆彡 今日は「願書を手配する前」にチェックして欲しい「受験資格」と「証明書類」の準備などについてお話しますね。

まずは「受験資格」について。衛生管理者は第一種(有害業務含む)第ニ種(有害業務を含まない)がありますが、どちらも同じ「受験資格」が設定されています。

公益財団法人 安全衛生技術試験協会

https://www.exam.or.jp/exmn/H_shikaku502.htm

第一種と第ニ種の違いを簡単に説明すると、第一種は危険度に関係なく全業種で選任でき、第二種は有害業務がなく危険度の低い業種のみ選任できる資格です。つまり、第一種は第二種の上位資格と言えます。試験の出題範囲にも違いがあります。(第二種合格後に第一種を受験する場合は、第二種試験の範囲を除く、第一種の有害業務に関する問題のみ追加で受験することが可能です。)

第二種のほうが試験範囲も限られていて、確かに取得しやすいと言われていますが(合格率は、第一種40~45%、第二種55%程度)、どうせお勉強するなら、いきなり第一種から受けても準備さえすれば、十分合格できると思います(^▽^)/

公益財団法人 安全衛生技術試験協会

https://www.exam.or.jp/exmn/H_shikaku502.htm

受験資格に話を戻しますと、リンクの通り、

●大学卒または高専卒の場合は、その後1年以上、労働衛生の実務経験があること

●高校卒、中学校卒の場合は、その後3年以上、労働衛生の実務経験があること

●10年上の経験がある方は、卒業した学校にかかわらず、受験可能

など、細かな決まりがありますので、よーく確認してみてくださいね☆彡

また、受験願書を提出するためには、

●卒業した学校の「卒業証明書」または「卒業証書」(写し)

●本人確認証明書(免許証の裏表の写し等)

●事業者が実務経験を証明する「事業者証明書」

が必要となります。

一部の書類には、事業長の証明印(職印、または社印&事業長の個人印)が必要となりますので、会社に内緒で受けられません・・・(笑)受験準備はお早めがおすすめです!

※卒業証明書は卒業校に手配、有料のケースが多いと思います。卒業証書でしたら、コピーで大丈夫。

試験そのもの、よりも、この作業が面倒で受験をためらう方もいるかもしれませんが、1回限り、と思って、頑張ってくださいね。(準備が大変なので、それなりに受験準備をした人しか受けないから、合格率も高いのかもしれませんね。難しくはないですが、一般常識やカンだけで受かるのは厳しいかな~と思います。)

※実務経験については、それぞれの会社でどの範囲を認めるか、差があるように感じます。私の場合は、社内の「安全衛生会議」事務局部署に異動してから1年経過したことで受けられました。知り合いの会社は「会社の日々の点検清掃作業も衛生活動だから実務経験に入る」ということで受験可能と判断してもらえたそうです・・・。

会社で確認してみてくださいね!