みなさんこんにちは!麗子です。これまでのお話は、衛生管理者の仕事のなかでも、感染症から従業員を守るという視点で進めてまいりました✨✨もちろん、衛生管理者の仕事はそれだけではありません。
今日は、先日発表になった「健康経営優良法人2022」にあわせて、経済産業省が推奨する理由や目的についてお話いたします。
最近注目を浴びているSDGsにおいても、全17項目のうち3番目に「すべての人に健康と福祉を」という目標が掲げられています。おそらく皆さんも日頃実感されていいらっしゃると思いますが、満足のいく生活をおくり、日々を楽しみ、いつも生き生きと笑顔で生きるためには「健康であること」は、とても大切なファクターです。
また国家としてみると、日本のように少子化が進み、労働人口が減少していけば、税収が減るのに補償は増える一方・・・経済はたちゆかなくなり、国力が下がることは目に見えています。こうなったら、国民のみなさんには、出来るだけ健康で長く働いて税金を納めてもらいたい、と考えますよね。
そこで、「経済産業省」(「厚生労働省」ではない)が主導して、「従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる法人」に対して、「健康経営優良法人」としての認定を与えています。従業員が健康=保険料の削減、生産性の向上、長期勤続による労働人口の保持、に寄与することになる、という内情と、「健康的で生き生きと働くことはすべての人にとって幸せにつながる」ため、それを会社をあげて取り組んでいるのは素晴らしい!という大義名分が合致して、いまや大規模法人2,299法人、中小規模で12,255法人が認定されています。
2016年にはじまりましたので、もう7年目に突入ですね✨✨
この認定は、確かに労働環境の良しあしの一つの指標になるので(長時間労働者への対応に関する取り組み、というチェック項目などがありわかりやすい。)最近は採用活動にも有益になるという理由で取得を希望する企業も増えています。
次回は、このチェック項目に合わせて、衛生管理者としてどんなことが要求されるかをお話していきたいと思います!
