こんにちは!麗子です。先日無事に、「健康経営エキスパートアドバイザー」の1次試験を受けてまいりました。今どきの受験方法、初めて体験しました。まず登録した試験会場に行って受付を済ませると、荷物を全部ロッカーに入れて、ポケットの中も空にして、手ぶらでPCの前に座ります。席にある紙にかいてある自分のパスワードを入力したら試験がスタートします。4択50問の試験を受けました。解答時間は90分。時間の計測もPC上でしてくれるので、時計も必要ありません。終了時間前に試験を終了しても、「終了する」ボタンを押せば終わりになって、静かに退出すればO.K.。まばらに座った同じ部屋では、英検を受けている方もいました。(受付で一緒でした。)
・・・と、まあ、受験方法は簡単でしたが、試験内容は、正直、過去問1つしかオープンにしてくれない割に、それだけ解いていたのでは、8割正解はまず無理ですね。思った以上にちゃんと勉強したほうがよい試験でした。(後の祭りですが。(笑))
そこで学んで、改めて思ったのがBCPに対する考え方の変化。日本社会にBCPの概念が入ってきたころ、発祥の地アメリカの話を聞いたのですが、そこでは「BCPとはそもそも事業の継続のために何が必要かを考えること。従業員が3割減ったとき、5割になったとき、2割しかいないとき、それでも継続させるにはどうするか、を考えること。日本は従業員の身の安全のための避難計画と混同している。」と言われました。一見、ドライに感じますが、これは「いかに企業として社会に貢献し続けられるか。事業がとまることで困る人がでないように使命を尽くせるか。」ということであって、ある意味、広い意味で「人」を大切にしています。ウクライナで避難民を運ぶ鉄道の運転手にも駅員にも家族がいて、一緒に逃げたくても、「果たす役割」のために働く人がいるから助かる命がある。残った人達の安全を軸に考えるのではなく、企業のしての使命を果たすために全力を尽くす、というわけです。(あるい意味、ウクライナが戦い続ける理由もそんなところにあるのかもしれません。)
「人は石垣、人は城」。武田信玄の言葉のとおり、日本は組織とその組織を構成する人をとても大切にする文化を持っています。どちらかというと「内向き」で「家族的」な人の大切の仕方。健康経営が推し進めるBCPは、起点はこの日本式BCPにあって、その延長線上に企業の果たすべき役割や社会的貢献、継続や発展がある、というような、とても日本人になじみやすいBCPだと感じました。
今後ますます健康経営に取り組んでいくための、自分の「軸」として、この日本式BCPを本当に危機に強いものとすること、身近な人を守ることが大勢を守ることだという意識を持ち続けられる仕組みを作ることを意識していきたいと思っています。頑張ります!
