みなさんこんにちは!麗子です。「人生の目標設定」、みなさんは〇〇歳までにどうなっていたいから今こうしておく・・・そんな風にしっかりと地に足をつけた生き方をしていますか?
夢をかなえる、とか、なりたい自分になる、とか、そういった本には、たいてい書かれている内容だったりしますよね。確かにそれって素敵なことです。夢や目標に向かって努力している時間は、とても充実しているし、頑張っている自分を好きになれたり、成長を感じられたり、よいことがいっぱいあります。
ただ・・・私の感覚は少し違うんです。「先のことはわからない。」だから、今、興味があることを、ただ一生懸命にする。その延長に未来がある。ただ、それだけ。
そう思うに至ったのは、これまでの経験にあります。私が思い描いていた理想の未来は、恋愛をして結婚して、子供を産んで、家族で旅行をしたり、夫婦でご飯を食べたりしながら、かわいいおばあちゃんになることでした。そのために、出来る限りの努力をしました。良い相手に少しでも愛してもらえるように、お料理学校に通い、お茶とお花を習い、エステやスポーツクラブに通い、好きな人には一生懸命尽くし。でも、結婚には至りませんでした。その後、軌道修正のために「お見合い」結婚をしましたが(私の家系にはお見合いが多いため、違和感はありませんでした。)結局離婚、子供もいません。
あのときの「理想」ってなんだったんだろう。このときのために、といろいろなことを我慢して細々とした給与からためておいた貯金も、別にいいじゃない、と欲しかった時計やバック、旅行に使ってみました。お料理学校ではないスクールに通ってお友達を作ったり、資格をとってみたり、その仲間でいろいろな企画を立ててイベントをしてみたり・・・結婚を意識しないと、いろいろな出会いもあります。お友達も恋人も、人間的に理想的な人と出会えたりします。
「結婚」「出産」「孫に囲まれた老後」、それはきっと、とっても幸せだったでしょう。
それでも、理想から外れた人生の今、とっても楽しいんです。生きている感覚を得られています。今ある幸せに感謝できるんですね。
楽しいだけでいいの?と言われます。確かにそうかもしれません。でも、明日死ぬかもしれないし、どんなにどんなに計画を立てても、そうはならないことがたくさんあるんです。
こうなれたらいいな、は、あったほうがいいけれども、それに縛られては苦しいだけ。自由に、ココロのおもむくままに。
「今を、大切に、優しく生きるために努力をする。」
私の目標は、今日も明日も、10年後も、きっとこれだけ。それでいいんだと、やっと最近になって思えています。
