より良い情報とつながること

みなさんこんにちは!麗子です。今日はあまり聞きなれない言葉「ヘルスリテラシー」についてお話しますね。従業員が「ヘルスリテラシー」を向上させることができれば、健康に一歩も二歩も近づける。そのために健康経営を目指す企業は、従業員に対して教育の機会を設定することが求められます。

「ヘルスリテラシー」っていったい何か?というと、一言でいえば「健康に関する基礎能力」と言えます。もうすこし説明すると「良好な健康状態の維持、増進のために必要となる情報にアクセスし、理解し、活用する個人の意欲や能力を決定づける認知と社会的スキル」です。つまり、従業員ひとりひとりが「よい情報を得る手段をもち、それを理解し、分析し、評価し、活用するための知識、意欲、能力」を高めていけば、健康状態が良好になり、生産性をあげていくことができる、という考え方です。従業員の健康をバックアップすることが企業の収益向上や成長につながるので、ここは手を抜けない部分と言えます。

ヘルスリテラシーを上げているために必要なステップは、まず現状把握、課題抽出、目標設定、プロセスの決定、実行、というように、順を追って進めていきます。現状把握のためにはCCHL(Communicative and Critical Health Literacy)尺度というものがあります。

とても簡単な質問ですが、これでヘルスリテラシーの評価ができるそうです。

CCHL尺度を用いた評価

「あなたはもし必要になったら、病気や健康に関連した情報を自分自身で探したり利用したりすることができると思いますか」

1、新聞、本、テレビ、インターネットなどいろいろな情報源から情報を集められる。

2.たくさんある情報の中から、自分の求める情報を選び出せる。

3.情報を理解し、人に伝えることが出来る。

4.情報がどの程度信頼できるのかを判断することが出来る。

5.情報をもとに、健康改善のために計画や行動を決めることができる。

これらを5段階で評価して、どの力が弱いのか、その弱点を補うためにはどのようにアプローチしていけばよいのかを具体的に考え行動に落とし込んでいきます。PDCAを繰り返すことが必要です。

私は今回こちらの資料が大変役に立ちましたので、リンクをご紹介しますね。

LSS2014Ishikawa.pdf (ilsijapan.org)

次回もヘルスリテラシーについて、もう少しお話していきます。