健康経営は経営戦略である、という基本的概念がとっても大切・・・なのですが、まだまだ浸透していないのが現実かなあ、と感じます。これはある意味、コンプライアンスを「当たり前」に感じるまでにしばらく時間がかかったのと似ているように感じます。
健康経営優良法人に認定されるためになにかすごく「特別なこと」に取り組む必要がある、と身構えてしまうと、最初の一歩が出しにくくなり、健康経営は「大変で億劫なもの」だと勘違いされてしまう。これは全くの誤解です。
タイトルをとることに意識をむけるのではなく、会社を創立したとき、または役職に就いた時に沸き上がった想いに立ち返り、使命達成のために、また一緒に目標を達成していく仲間、部下のために、どのような環境にしたらもっと力を発揮しくなるかという点に視点を持って行っていただけたら、ハードルは低くなるだろうと思います。
良い会社にする=業績のよい会社にする、というのはもちろんなのですが、「利益を出す」ために働く人をないがしろにし、犠牲を強いる会社では、もう社会的に通用しません。当然仕事ですから、それなりの結果を求める姿勢は貫きつつ、理想的な姿勢を求めるにはそれなりの投資(お金だけではなく、時間や労力のこと)もする覚悟を持って、「経営戦略としての健康経営」と向き合っていけるといいな、と感じています。
基本は、できることからコツコツと。小さな変化は波紋に似ています。
経営層からできること、経営層だからできること。ちょっとした変化の波紋が大きくなりやすいのが経営層の特徴です。
明るい声かけ、笑顔を増やすコミュニケーション、毎日の意識変化がもたらす効果は大きいと思います。まずは第一歩、自分ができることから積み重ねてまいりましょう。
実行する、そして発信する。まずは第一歩を。