冬場に気を付けたいこと

だいぶ乾燥してきましたね。手肌のカサカサに、悩まされる日々が到来しました。

この冬心配なのは、なんといっても感染症です。乾燥する季節になると流行する代表的な感染症といえばインフルエンザ。そして今年は引き続き新型コロナウィルスへの警戒も必要です。新型コロナは新たな変異株が日本国内でも見つかりました。その感染力の強さは、すでに蔓延しはじめている海外で示されていることから、日本企業の健康経営管理上では、今の「対応準備期間」といえるこの時間をどれだけ有効に使えるか、が大きなポイントとなるフェーズです。第8派の予兆は見えています。ここで対応策を準備し始める、というのが、経済産業省、厚生労働省が提唱する「健康経営」に関する最上位資格「健康経営エキスパートアドバイザー試験」のテキストに示されている内容ですが、現状とは差がある気がします。書き換わるのでしょうか。

インフルエンザはここ2年間、人流の抑制により流行が抑えられてきました。新型コロナウィルス同様、飛沫や接触が感染拡大要因となるので、新型コロナ対策=インフル対策、となり防げた部分が大きいと思います。ところがこの冬は、人流は盛んになり、マスク着用についても緩和の傾向ですから、コロナ前と同様の流行が見込まれています。この2年間、インフルエンザ罹患者が減っていたので、抗体を持つ人が減っていることも懸念材料です。インフルエンザも新型コロナも、一度感染したらもうかからない、という種類のウィルスではないため、繰り返し流行します。ワクチン接種、手洗いや咳エチケット(マスク)、密な場所で大きな声で話をしない、寒くても換気を心がける、などの具体的な行動で自衛することが大切だと感じます。

私は実は体質的にインフルエンザワクチンを接種できません(ギランバレー症候群になってしまうため)。

正直、新型コロナワクチンをはじめて打った際にはどうなることかと心配をしました。これまでに3回接種、毎回39度以上の熱が3~4日くらい続きますが(3回ともモデルナ社)、其の後の大きな変化はなく安心しています。12月にはオミクロン対応ワクチンを4回目として接種予定です。インフル×新型コロナのダブルパンチは何としても避けたい。老齢の両親も、なんとか乗り切ってほしいと思います。手洗いや換気を心がけ、手荒れの気にならないグレープフルーツ種子由来の消毒液を体中に吹きかけて、完全防備で活動してまいりたいと思います。

医療産業イノベーションフォーラム

医療産業イノベーションフォーラムに参加させていただくことにしました。(主催:一般社団法人医療産業イノベーション機構)

「健康・医療の多様な価値と多様性を見つめる」ことを副題にされているフォーラム。11月から3月までの間、講演8回、ワークショップ3回を予定しています。11月1日の講演のテーマは「不確実な世界における医療産業の価値創造」・・・私の頭でついていくことができるのか???大変心配ですが、オンサイトの開催場所は東京大学(東京大学未来ビジョン研究センターが共催)なので、東大ツアー気分でまずは頑張ってまいります。11月22日の講演は「より良い未来を切り開く、インパクト投資の最前線」だそう。これも面白そうです。

勉強したことを自分なりに取り込んで、この場でもシェアしていきたいと思います。頑張ります!

健康経営EXPOに行ってまいりました。

総務・人事・経理のフォーラムは18回を数えますが、同時開催として今回初めて「健康経営EXPO」が開かれました。まだ展示件数は少なかったものの、多くの企業が足を止め、商談をしていました。私も数件のお話を聞き、セミナーにも参加してまいりました。各社、様々な工夫をして、社員の健康づくりをバックアップしていました!

これから、時代は確実に変わります。社員を「働かせる」ことで「儲ける」時代から、社員を「幸せに」「のばす」ことで、ともに成長する時代。

ますます楽しみになってきました。

埼玉県からBA.5対策強化宣言終了後の対策について

令和4年10月1日以降における県民・事業者の皆様へのお願い – 埼玉県 (saitama.lg.jp)

埼玉県よりBA.5対策強化宣言の終了後のお願いが配信されました。マスクの着用やテレワークの推奨など、新しい生活様式への協力はそのままに、陽性と判断された場合には感染者情報自己登録システム「My-HER- SYS」へ登録し、健康状態を報告することとなりました。

また、9月7日には陽性者、濃厚接触者の方の療養期間が短縮されています。

①症状のある方は発症から7日間経過し、かつ症状軽快後(解熱剤を使用せずに熱が下がり、呼吸器などの症状が回復していれば)24時間経過したら解除可能。

②症状のない陽性は検体採取日から7日間を経過した場合。なお5日目の検査キッドで陰性ならば、6日目に解除可能。

濃厚接触者の方は、陽性者との接触日を0日として5日間を経過した場合。なお、最終接触日を0日として、翌日から2日目、および3日目に検査を行い陰性ならば、待機解除が可能です。

待機期間は短くなったものの、10日間はウィルスが検出されているケースが多いと聞きます。マスク、手洗い、大声で話さない、など、しっかりとした自己管理をしたうえで、楽しい時間を過ごしていきたいと思います。

低気圧不調

近頃、低気圧による健康への影響について、様々な情報が出ています。昔は「気のせい」とか「怠け病」のように言われてきましたね。台風が近づくと、低気圧症でつらい思いをされている方もいらっしゃると思います。

下記に、情報サイトを掲載します。ご参照ください。(商品等への購買斡旋をするものではありません。)

低気圧不調が起きる仕組み|テイラック -低気圧や天気で、頭痛などの不調を感じる方に|小林製薬 (kobayashi.co.jp)

4学会連名声明

しばらくブログをおやすみをしてしまいました。

こんにちは!麗子です。

健康経営エキスパートアドバイザーの課題提出がやっと完了いたしました。ワークショップに参加したあと、課題を作成提出、合格であれば資格認定していただけます。

発表は今月末。さてどうなるでしょうね。やるだけやりましたので、じたばたせずに、合否の連絡をお待ちしたいと思います。

この課題、じっくりと取り組む価値のあるものだと思いました。電車の移動中もあれこれ思考をめぐらしました。今、ここに存在しているひとりひとりが、幸せになる権利があり、健康に生きて、時代を創っていく。「健康経営」は、たんなる企業の生き残り作戦ではなく、人が人らしく、自分らしく生きることへの探求そのものだと感じます。

ますます、はまっていきそうな「健康経営」。当然「衛生管理者」の果たす役割は大きいので、どちらの資格も活用しながら、頑張っていきたいと思います。

まず急務は、感染対策。医療の逼迫をこれ以上加速させないために、日本感染症学会、日本救急医学会、日本プライマリ・ケア連合会、日本臨床救急医学会の4学会が連名の声明をだしました。

ぜひ、ご一読ください。

「検査目的の発熱外来受診、避けて」、4学会声明 | m3.com

情報の活用が大切

今日もヘルスリテラシーについてお話していこうと思います。

こんにちは!麗子です。従業員のヘルスリテラシーが上がれば、生産性があがり、企業の成長につながる、というお話をしました。(前回のお話はこちら)

ヘルスリテラシーを上げていくためには、プロセスを細分化して評価する方法もあります。

1.質の高い健康情報を入手する能力

2.その情報を目的に応じて偏見なく「理解・評価」する能力

3.それらの情報を総合的に判断して有効に「活用」する能力

これらの能力がそれぞれどの程度あるのか、どこが弱みとなるかを探っていき、企業としてフォローアップをしていきます。企業ができることは、主に「教育」の場づくりでありますが、それをきっかけとして、従業員一人一人が自発的行動をすることが必要となります。上手な後押し、飽きさせない工夫、負担にならない方法を構築しながら継続を促すことによって、ヘルスリテラシーは向上していきます。あくまで情報を持っているだけでなく、その活用までがヘルスリテラシーでありますから、誰かから与えられたり決められたりすることではなく、しっかりと自発的に実践できるようにすることが大切です。

健康経営優良法人の認定基準項目には「1年度に1回以上、健康をテーマとした従業員研修の実施」または「月1回以上の健康をテーマとした情報提供」を実施しているかどうか、が掲げられています。ここが不十分ですと、評点アップにつながらず、認定不可となる可能性もありますので注意してまいりましょう。

より良い情報とつながること

みなさんこんにちは!麗子です。今日はあまり聞きなれない言葉「ヘルスリテラシー」についてお話しますね。従業員が「ヘルスリテラシー」を向上させることができれば、健康に一歩も二歩も近づける。そのために健康経営を目指す企業は、従業員に対して教育の機会を設定することが求められます。

「ヘルスリテラシー」っていったい何か?というと、一言でいえば「健康に関する基礎能力」と言えます。もうすこし説明すると「良好な健康状態の維持、増進のために必要となる情報にアクセスし、理解し、活用する個人の意欲や能力を決定づける認知と社会的スキル」です。つまり、従業員ひとりひとりが「よい情報を得る手段をもち、それを理解し、分析し、評価し、活用するための知識、意欲、能力」を高めていけば、健康状態が良好になり、生産性をあげていくことができる、という考え方です。従業員の健康をバックアップすることが企業の収益向上や成長につながるので、ここは手を抜けない部分と言えます。

ヘルスリテラシーを上げているために必要なステップは、まず現状把握、課題抽出、目標設定、プロセスの決定、実行、というように、順を追って進めていきます。現状把握のためにはCCHL(Communicative and Critical Health Literacy)尺度というものがあります。

とても簡単な質問ですが、これでヘルスリテラシーの評価ができるそうです。

CCHL尺度を用いた評価

「あなたはもし必要になったら、病気や健康に関連した情報を自分自身で探したり利用したりすることができると思いますか」

1、新聞、本、テレビ、インターネットなどいろいろな情報源から情報を集められる。

2.たくさんある情報の中から、自分の求める情報を選び出せる。

3.情報を理解し、人に伝えることが出来る。

4.情報がどの程度信頼できるのかを判断することが出来る。

5.情報をもとに、健康改善のために計画や行動を決めることができる。

これらを5段階で評価して、どの力が弱いのか、その弱点を補うためにはどのようにアプローチしていけばよいのかを具体的に考え行動に落とし込んでいきます。PDCAを繰り返すことが必要です。

私は今回こちらの資料が大変役に立ちましたので、リンクをご紹介しますね。

LSS2014Ishikawa.pdf (ilsijapan.org)

次回もヘルスリテラシーについて、もう少しお話していきます。

やはり来てしまった第7波

「やはり。」それしか出てきません。

こんにちは、麗子です。恐れていた波がやってきてしまいました。「怖がらせるな」「煽るな」ということを言っていた人たちは、単に、情報がなかっただけ。いえ、発信されていても、見ない、聞かない。自分の中の希望だけで物を言って、人を悪者扱いする。人間には正常性バイアスがあるし、ポジティブな面を見るような素敵な性質もありますが、こういうこととは、別物です。相手は感染症、ウィルスですから、希望的観測ではなく、しっかりとした対応こそが、もっともポジティブな行動なのです。

しっかりとした感染防止策を、ひとりひとりが怠らないこと。密を避ける。密になってしまうときはマスクを着用する。手洗いをしっかり行う。手指、足元、髪の毛、身の回りの物の消毒。お風呂やシャワーに入る、栄養のあるものを食べる、しっかりと寝る、ストレスを溜めない。

もう一度、振り返ってみましょう。

私も改めてしっかりと行ってまいります。

気をゆるめないこと

感染対策、しっかりしていますか?

こんにちは、麗子です。みなさん、石鹸をつけてしっかりと手洗いをしていますか。お店に入る時、食事の時、手を消毒していますか。

今、また感染者が増えています。新型コロナウィルスの変異種であるBA.5に、大変な速度で置き換わっているそうです。先週よりも2倍以上の新規感染者が出ています。ひどい増え方をしていますね。

今一度、感染対策を見直してみましょう。このままでは、また規制がかけられる状況に逆戻りです。経済活動を早く元に戻したいならば、まずは感染対策の見直しから始めましょう。

感染拡大防止へのご協力をお願いいたします!|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

夏の暑いときにアルコールは取り扱い注意です。25℃以上で発火のリスクがあります。注意しましょう。

【特集】消毒用アルコールに引火する温度を実測してみました。 – 上越地域消防事務組合 (joetsuarea-firedept.jp)

夏でも発火の危険はなく、食中毒も防ぐすぐれものといえばGSEです。天然成分で安全性についてもエビデンスがあります。

「安全性」のエビデンス | MISTect

いまこそみんなで、感染対策をしっかりして、感染を抑えながら、楽しい夏を過ごせるように頑張ってまいりましょう。