前回は衛生管理者試験合格後の免許申請までを書きました。
あとは、免許が来るのを待つばかり。ということで、ここで一つ、これから試験を受ける方向けに、衛生管理者試験が何故過去問中心の勉強法が有効なのか、を例を用いてお話したいと思います☆彡私のブログを読んでくださった方がお一人でも多く合格されますように!!
では直近2年、計4回の公表問題から例題を。
令和3年10月
Q次の装置のうち、法令上、定期自主検査の実務義務が想定されているものはどれか。
⑴木工用丸のこ盤を使用する屋内の作業場所に設けた排気装置
⑵塩酸を使用する屋内作業場所に設けた局所排気装置
⑶アーク溶接を行う屋内作業場所に設けた全体換気装置
⑷フェノールを取り扱う特定化学装置
⑸アンモニアを使用する屋内の作業場所に設けたプッシュブル型換気装置
Q次のAからDの作業について、法令上、作業主任者の選定が義務付けられているものの組み合わせは⑴~⑸のうちどれか
A水深10m以上の場所における潜水の作業
Bセメント製造工程においてセメントを袋詰めする作業
C製造工程において硝酸を用いて行う洗浄の作業
D石炭を入れてあるホッパーの内部における作業
令和3年4月公表問題
Q次の作業のうち、法令上、作業主任者を選任しなければならないものはどれか。
⑴製造工程において硝酸を用いて行う洗浄の作業
⑵強烈な騒音を発する場所における作業
⑶レーザー光線による金属加工の作業
⑷セメント製造工程においてセメントを袋詰めする作業
⑸潜水器からの吸気を受けて行う潜水の作業
令和2年10月
Q次の作業を行うとき、法令上、作業主任者
の選任が義務付けられているものはどれか。
⑴屋内作業場におけるアーク溶接の作業
⑵製造工程において硝酸を用いて行う洗浄の作業
⑶レーザー光線による金属加工の作業
⑷試験研究業務として塩酸を取り扱う作業
⑸潜水器を用いボンベからの吸気を受けて行う潜水作業
令和2年4月
Q次の作業のうち、法令上、作業主任者を選任しなければならないものはどれか。
⑴鉛蓄電池を解体する工程において人力で鉛等を運搬する業務に係る作業
⑵屋内作業場におけるアーク溶接の作業
⑶レーザー光線による金属加工の作業
⑷試験研究業務として塩素を取り扱う作業
⑸潜水器からの吸気を受けて行う潜水の作業
いかがでしょうか?(笑)。
同じ設問が繰り返し出題されますが、選択肢が微妙に違ってきます。ときにはびっくりするぐらい丸ごと一緒の問題も出ますが、このところの傾向として、上記のように選択肢が入れ替わることが多いようです。とはいえ、設問がわかっていれば的を絞って勉強できますし、また過去問で〇または✖だった選択肢を覚えていれば、消去法ですぐ解けるような問題となっています。
このように、出題傾向が比較的限定されているので、過去問を解きながら勉強するのが一番手っ取り早いといえます❣️過去問からテキストで確認、を繰り返すと、いつのまにか覚えてますよ❣️
また、注意点として、過去問での勉強法を逆手にとるような設問があるのも事実です。令和3年10月は、定期自主検査と作業主任者選任の設問の選択肢が紛らわしく、過去問に頭が縛られていると思い込みによって間違いやすくなることもあります。たとえば、アーク溶接、塩酸と硝酸、塩酸と塩素、など、言葉だけうろ覚えだと間違いのモトとなりがちです。
このように、まるでクイズのような問題の羅列…笑😊❣️
是非当日の試験は、クイズ大会に臨む気持ちで、くれぐれも早押しして引っかけ問題にお手つきしないよう、落ちついて楽しんで臨んでくださいね❣️
ちなみに、それぞれ正解は
令和3年10月⑷、CとD、令和3年4月⑴、令和2年10月⑵、令和2年4月⑴、です。