理想と現実

こんにちは、麗子です!企業への「健康経営推進」について、アドバイザーとして提案する内容は、どうしても「理想的」なことをお話しなければならなくなります。ただその「理想」が、企業にとって「今、聞きたいこと」ではないことも多くて、もどかしい気持ちになることが多いなあ、と感じます。

企業側からすれば「お金があれば」「時間があれば」「人手があれば」できるけど、「今は無理」。

確かにそれ、まっとうな「できない理由」です。理解はできる。でも、やらなきゃ、仕方ないんですよね。変わらないから。覚悟を持ってやる、ということが大事です。何のためにするのか。それが自分の中で嘘がないなら、とにかく進むしかない。

もちろん、「できることから」動くことって大事です。お金をかけなくてもできることはある。そういう具体的行動を一緒に見つけて、実際に動かす。それも提案する側の責任です。

提案者が言いっぱなし、はダメ。それも無責任。言ったからには実行できることを、とことん見つけて動かす。成果を確認するまでは、しっかりとケアする。

これは健康経営にかぎったことではないのかも。すべてに通ず、ですね。

好きなことをする

おやすみの日は、どのように過ごしていらっしゃいますか。

こんにちは!マクロファージ麗子です。近年「メンタルヘルス」について、企業のフォローの大切さを重要視するようになりました。仕事のプレッシャーや人間関係の複雑さから、ココロを病んでしまうこ従業員が増えると、個々のパフォーマンスを下げてしまい、生産性が低下。企業にとって大きなリスクとなります。

ココロの変化に敏感になって、周囲が気づいてあげることはもちろん、まずは自分自身でメンタルの異変に気付き、早めにリフレッシュしバランスをとるようにすることを「セルフケア」と呼んでいます。

スポーツをする、音楽を聴く、映画を見る、美味しいものを食べる、旅行をする、など、自分が好きなことを知っている人は回復が早いのですが、どうしても仕事中心に生きている人は「自分はなにが好きなのか」すらわからなくなっているケースもあります。

そんな時は日常のことを、少しゆっくりと、なにも考えずにやってみること。ゆっくりお風呂に入る、のんびりご飯を食べる、深呼吸をする、瞑想をする、などなど。

ついつい、時間に追われてしまう日々から、少し開放してあげて、ひたすらぼーっとすることも大切なリフレッシュになります。

とくに瞑想は、多くの起業家が取り入れていて、素晴らしい発想を得たりしていると聞きます。

私は幸い好きなことばかりをして休日を過ごしていますが、それでも眠れないとき、瞑想を取り入れてみようと思っています。もう少し続く暑い毎日を、元気に乗り切りましょう!

4学会連名声明

しばらくブログをおやすみをしてしまいました。

こんにちは!麗子です。

健康経営エキスパートアドバイザーの課題提出がやっと完了いたしました。ワークショップに参加したあと、課題を作成提出、合格であれば資格認定していただけます。

発表は今月末。さてどうなるでしょうね。やるだけやりましたので、じたばたせずに、合否の連絡をお待ちしたいと思います。

この課題、じっくりと取り組む価値のあるものだと思いました。電車の移動中もあれこれ思考をめぐらしました。今、ここに存在しているひとりひとりが、幸せになる権利があり、健康に生きて、時代を創っていく。「健康経営」は、たんなる企業の生き残り作戦ではなく、人が人らしく、自分らしく生きることへの探求そのものだと感じます。

ますます、はまっていきそうな「健康経営」。当然「衛生管理者」の果たす役割は大きいので、どちらの資格も活用しながら、頑張っていきたいと思います。

まず急務は、感染対策。医療の逼迫をこれ以上加速させないために、日本感染症学会、日本救急医学会、日本プライマリ・ケア連合会、日本臨床救急医学会の4学会が連名の声明をだしました。

ぜひ、ご一読ください。

「検査目的の発熱外来受診、避けて」、4学会声明 | m3.com

情報の活用が大切

今日もヘルスリテラシーについてお話していこうと思います。

こんにちは!麗子です。従業員のヘルスリテラシーが上がれば、生産性があがり、企業の成長につながる、というお話をしました。(前回のお話はこちら)

ヘルスリテラシーを上げていくためには、プロセスを細分化して評価する方法もあります。

1.質の高い健康情報を入手する能力

2.その情報を目的に応じて偏見なく「理解・評価」する能力

3.それらの情報を総合的に判断して有効に「活用」する能力

これらの能力がそれぞれどの程度あるのか、どこが弱みとなるかを探っていき、企業としてフォローアップをしていきます。企業ができることは、主に「教育」の場づくりでありますが、それをきっかけとして、従業員一人一人が自発的行動をすることが必要となります。上手な後押し、飽きさせない工夫、負担にならない方法を構築しながら継続を促すことによって、ヘルスリテラシーは向上していきます。あくまで情報を持っているだけでなく、その活用までがヘルスリテラシーでありますから、誰かから与えられたり決められたりすることではなく、しっかりと自発的に実践できるようにすることが大切です。

健康経営優良法人の認定基準項目には「1年度に1回以上、健康をテーマとした従業員研修の実施」または「月1回以上の健康をテーマとした情報提供」を実施しているかどうか、が掲げられています。ここが不十分ですと、評点アップにつながらず、認定不可となる可能性もありますので注意してまいりましょう。

より良い情報とつながること

みなさんこんにちは!麗子です。今日はあまり聞きなれない言葉「ヘルスリテラシー」についてお話しますね。従業員が「ヘルスリテラシー」を向上させることができれば、健康に一歩も二歩も近づける。そのために健康経営を目指す企業は、従業員に対して教育の機会を設定することが求められます。

「ヘルスリテラシー」っていったい何か?というと、一言でいえば「健康に関する基礎能力」と言えます。もうすこし説明すると「良好な健康状態の維持、増進のために必要となる情報にアクセスし、理解し、活用する個人の意欲や能力を決定づける認知と社会的スキル」です。つまり、従業員ひとりひとりが「よい情報を得る手段をもち、それを理解し、分析し、評価し、活用するための知識、意欲、能力」を高めていけば、健康状態が良好になり、生産性をあげていくことができる、という考え方です。従業員の健康をバックアップすることが企業の収益向上や成長につながるので、ここは手を抜けない部分と言えます。

ヘルスリテラシーを上げているために必要なステップは、まず現状把握、課題抽出、目標設定、プロセスの決定、実行、というように、順を追って進めていきます。現状把握のためにはCCHL(Communicative and Critical Health Literacy)尺度というものがあります。

とても簡単な質問ですが、これでヘルスリテラシーの評価ができるそうです。

CCHL尺度を用いた評価

「あなたはもし必要になったら、病気や健康に関連した情報を自分自身で探したり利用したりすることができると思いますか」

1、新聞、本、テレビ、インターネットなどいろいろな情報源から情報を集められる。

2.たくさんある情報の中から、自分の求める情報を選び出せる。

3.情報を理解し、人に伝えることが出来る。

4.情報がどの程度信頼できるのかを判断することが出来る。

5.情報をもとに、健康改善のために計画や行動を決めることができる。

これらを5段階で評価して、どの力が弱いのか、その弱点を補うためにはどのようにアプローチしていけばよいのかを具体的に考え行動に落とし込んでいきます。PDCAを繰り返すことが必要です。

私は今回こちらの資料が大変役に立ちましたので、リンクをご紹介しますね。

LSS2014Ishikawa.pdf (ilsijapan.org)

次回もヘルスリテラシーについて、もう少しお話していきます。

ナッジの利用③行動特性の2

今日は前回に続き、人間の行動特性についてお話します。

1~4についてはこちら

人間の行動特性の続き

5.同調効果(みんなで渡れば怖くない。⇒渡らないと不安になる)・・・選択を迫られると、つい周りをみて一番多いものに賛同してしまいがちな特性のことです。また、始めは悪いことだと思っていても、周りの多くが平然とそれを行っているとなんとなく大丈夫なんだと思ってしまう習性があります。ほかにも、ひとりでは反論できなくても、仲間がいれば勢い良く反論をしてくる人なども、これですね。身近な環境に左右されるのは、生きるために必要だったからこそ身についた特性。歓迎できないふるまいであっても、このことを忘れずに、逆に良い方向へ利用できるよう冷静に対処したいと思います。

6.一貫性の原理(約束は守りたくなる。一度言ったことを撤回したくない)・・・これをうまく利用した方法が「コミットメント」してもらう、という方法です。人前で「こうします。」と言ったことは守りたい、守れないと恥ずかしいと思う行動特性を利用します。健康経営の必須項目に、経営者にまず「健康宣言」を内外に発表してもらうことを挙げているのは、この効果を狙っているのです。

7.認知不協和(自分を守りたい)・・・これは自己イメージと矛盾する気持ちや行為を同時に抱えたくない、という行動特性です。一昔前、学園ドラマや刑事もので「お前はそんな奴ではないだろう。俺は知っているぞ。」と心情に訴えて、相手の行動を抑制するシーンをみましたが、これはこの行動特性をよく利用したセリフかと思います。「買い占める人にならないで」などのような人格に訴えるキャッチコピーなどは、この特性を利用しています。

確かにね~と、前回の冒頭に書きましたが、私個人的には、「今のまま」はストレスだし、ある程度難しいことに挑戦するほうがやる気がでるし、みんなと同じならむしろ選ばない、など、かなりひねくれた一面も多いので、全面的に「わかる~!!その通り!!」と思うことばかりではないのですが、こういうマーケティング方法に沿って行われていることが、ある程度の成功を収めている、ということであれば、取り入れてみるのも、よいやり方だなと感じています。

とくに、企業という多様な意見のある場で、いきなり「健康経営」という新しい概念を持ち出す場合には、「納得」だけではなく「自然とそう動いてしまう」というナッジの利用はとても有効です。

例) 階段とエレベータホールに、階段を上ったときの消費カロリーとエレベータを使ったときの消費カロリーを明示しておく。(2.認知疲労 説明するより見てすぐわかるようにする。)

   朝の朝礼で必ずストレッチの時間を設ける。(3.現状維持バイアス デフォルトを変えて毎朝のルーティーンに組み入れると継続できる。)

   目標を書く、目標を達成したら社内報などで取り上げる。成果に対しインセンティブを設ける。(6.一貫性の原理、7.認知不協和 言ったことは実行、それを認知されると、そのままを維持したくなる。)

   仲間、サークル、グループをつくる。(5.同調効果 みんなでする=安心させると継続できる。 4.損失回避 仲間を失うことを不安に思うことで、くじけそうなときも継続できる。)

これらはありきたりに使われているものですが、やはり効果はあります。まだまだ、たくさんのナッジが使えそうですね。考えてみるのはとても楽しそうです。

ナッジの利用②行動特性

確かにね~と思う話がいっぱいでした。

こんにちは!麗子です。昨日からの続き、ナッジの利用について。ナッジとは、人間の行動特性を利用することで、多くの人を「自然と」「自発的に」動かすための手法です。人は非合理的なもの。なんとなくそうしてしまう、という感覚的なものに訴えていけば、変化も早い、というわけです。

行動特性の主なものには下記のようなことがあげられます。(今日は前半として4つご紹介します。)

1.興味があることだけ目に入る、耳に入る。・・・脳の注意力には限界があるので、意識が向いているものだけをとらえる習性があります。受験生になったら予備校の看板ばかりが目に付く。食べ物の興味がある人は食べ物の、美容に興味がある方はお化粧品のコマーシャルばかり気に留まる、など。多くの情報から、自分に興味のあるものだけを抽出しないと、情報過多で何も見つけられない状況になってしまうのです。

2.「理解する」ことをストレスと感じる。・・・時間をかけて理解しなければならないことは、脳の負担に感じて後回しになります。より簡単に理解可能なもののほうが受け入れやすくなります。文字で書くより写真や映像にまとめる、などイメージがすぐにとらえられるもののほうが受け入れられやすくなります。

3.今のままが安心。(現状維持バイアス)・・・考えること自体がすでに負担。人は考えずに選べる状況を好みます。「いつものでお願いします。」と頼めるお店を楽だと感じたり、新しい出会いを求めるよりも、とりあえず慣れた人と一緒にいるほうが楽だと感じたりする心理です。いつも同じ人とつるんでいる、同じような服を選ぶ、同じお店で買い物をする、携帯電話をいままで使っていた機種と同じメーカーのものを選ぶ、など、使いなれたものから新しいものに変わるのを面倒だと感じてしまう特性があります。

4.得る喜びよりも、失う痛みを優先して考える。(損失回避)・・・最近、「精神的な手放しを行うとよい。いままでの価値観を一度捨ててみる。」などとよく言われたりしますが、これが難しい所以は、「失うこと」に恐怖を感じてしまうという人の行動特性にあります。今の環境を捨てることで、新たな環境に移れることは理解しているものの、新たなものに対する不確定要素を恐れ、今のままでもなんとかできるのではないかという期待をしてしまうのです。現状維持バイパスと損失回避がタッグを組むと、なかなか変化を受け入れられない心理状況におちいります。

これらの解決策として、単純化する(デフォルトを変えてしまう、見ただけですぐに分かるようにする、イメージで訴える、自動継続、手続きの簡略化)、見慣れてもらう、お得感を感じてもらう(ポイント、特典、会員限定)、喪失感を回避するなど、いろいろな手法があります。

次回は、行動特性の続きをお話ししていきましょう。

ナッジの利用①

ナッジ?聞いたことない・・・私もそうでした。

こんにちは!麗子です。行動を変えてもらおう、と思っても、人を動かすというのは本当に大変です。健康経営を推し進める際に一番の阻害要因となるのは、実は「動こうとしない人」。自分事だととらえられない無関心型、誰かがやってくれるだろうという依存型、なんでこんなことをしなければいけないのかという反抗型、いろいろなタイプの人がいる組織で、新しいことを推し進めるためには、「納得してもらう」手段のほかに「何気なくそうしてしまう」という人間の行動特性をとらえたアプローチが必要となります。人間は非合理的なものであることを頭において、理屈、理論を押し通そうとしないほうが案外うまくいくケースが多いのです。

松竹梅とあるお料理のランク、竹が一番売れる、などというのもその一つ。1,000円と1,500円の商品で1,500円のものを買ってもらいたい場合は、さらに2,000円の商品を用意する。こういった行為を行動経済学として学んだ方は多いのではないでしょうか。1,500円の商品のお得感や1,000円の商品との違いを一生懸命に説明するよりも、より簡単に実行動に移してもらうことができる。この行動特性を利用するのです。

働き方改革でこのナッジが大変有効だった例として、日勤と夜勤の看護師さんの制服を色分けした病院のお話があります。これまでこの病院では、残業が多くて働くナースの皆さんが疲弊していました。人件費もかさみます。日勤と夜勤で制服の色が違えば「この人はそろそろ終業時間だ」と可視化できるため、周囲もその準備行動を取れるようになりますし、自分だけが違う色の制服を着ている、ということで本人も居づらくなるという自然の成り行きから、残業が減ったというのです。

このように、人の自然の心の動きを利用することで、行動を良いほうへそっと後押しする。ナッジを有効に利用することが健康経営の近道になります。

次の回では、人間の行動特性について、主なものをご紹介します。

やはり来てしまった第7波

「やはり。」それしか出てきません。

こんにちは、麗子です。恐れていた波がやってきてしまいました。「怖がらせるな」「煽るな」ということを言っていた人たちは、単に、情報がなかっただけ。いえ、発信されていても、見ない、聞かない。自分の中の希望だけで物を言って、人を悪者扱いする。人間には正常性バイアスがあるし、ポジティブな面を見るような素敵な性質もありますが、こういうこととは、別物です。相手は感染症、ウィルスですから、希望的観測ではなく、しっかりとした対応こそが、もっともポジティブな行動なのです。

しっかりとした感染防止策を、ひとりひとりが怠らないこと。密を避ける。密になってしまうときはマスクを着用する。手洗いをしっかり行う。手指、足元、髪の毛、身の回りの物の消毒。お風呂やシャワーに入る、栄養のあるものを食べる、しっかりと寝る、ストレスを溜めない。

もう一度、振り返ってみましょう。

私も改めてしっかりと行ってまいります。

気をゆるめないこと

感染対策、しっかりしていますか?

こんにちは、麗子です。みなさん、石鹸をつけてしっかりと手洗いをしていますか。お店に入る時、食事の時、手を消毒していますか。

今、また感染者が増えています。新型コロナウィルスの変異種であるBA.5に、大変な速度で置き換わっているそうです。先週よりも2倍以上の新規感染者が出ています。ひどい増え方をしていますね。

今一度、感染対策を見直してみましょう。このままでは、また規制がかけられる状況に逆戻りです。経済活動を早く元に戻したいならば、まずは感染対策の見直しから始めましょう。

感染拡大防止へのご協力をお願いいたします!|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

夏の暑いときにアルコールは取り扱い注意です。25℃以上で発火のリスクがあります。注意しましょう。

【特集】消毒用アルコールに引火する温度を実測してみました。 – 上越地域消防事務組合 (joetsuarea-firedept.jp)

夏でも発火の危険はなく、食中毒も防ぐすぐれものといえばGSEです。天然成分で安全性についてもエビデンスがあります。

「安全性」のエビデンス | MISTect

いまこそみんなで、感染対策をしっかりして、感染を抑えながら、楽しい夏を過ごせるように頑張ってまいりましょう。